一般東工大生のブログ

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旅行で分かった各国の違い

私は特にこれといった趣味がない。

ただ、よく自己紹介などで趣味を言えと言われた時に言っているのは旅行だ。

(余談ですが、趣味は何?って聞かれるよりも最近何してるの?の方が答えやすいですよね。)

この留学した6ヶ月間でドイツを含めて17カ国を旅行した私だが、さまざまな国を旅行する中で気づいたことを記していこうと思う。

交通機関

改札の有無

日本の交通機関を使うとき、無賃乗車ができると考えたことがある人はいるだろうか?例えば、日本で電車に乗る場合、乗車時には必ず改札を通るだろう。ただ、ヨーロッパの国の中には改札がない国がある。ドイツ・スイス・ポーランドオーストリアチェコハンガリーポルトガルなどがそれに当たる。

これらの国では検札の人が電車内・バス内でチケットを一人一人確認する仕組みを取っている。しかし、長距離列車を除く市内の交通機関では、実際には検札の人に会うことは稀だ。つまり基本的には無賃乗車ができてしまう。もちろんチケットを持ってない状態で検札の人に会ってしまった場合罰金(大体60~100€)を取られるが、会う頻度を考えるとチケットを買わない方がよかったりする。

私もドイツに来てからセメスターチケットという6ヶ月乗り放題のチケットを買ったがチェックされたことは一度もないためこのチケットは買わなくてもよかったということになる。実際ドイツ人も買ってないらしい笑。このガバガバさはある意味一つのカルチャーショックだ。

ゾーン制

日本の交通機関を使うとき、ここでは電車としよう。その時は必ず入場と出場時に改札を通り、距離によってお金を払う。このシステムはとても理にかなってるし、ある意味簡単なシステムだが、毎回毎回一区間ごとにお金を払うため、とても高くついてしまう。

一方でヨーロッパのほぼ全ての国はバスでも電車でもゾーン制というのを導入している。どういうものかというと、例えば山手線の中は全部zone1,そのちょっと外側の範囲まではzone2のように円が徐々に広がっていき、どのzoneの駅からどのzoneに移動するかで値段が変わるというものだ。片道券を買う上ではこのシステムは日本の料金体系と大して変わらないが、大きく変わってくるのは一日券のようなシステム。これは指定された時間内・ゾーン内であれば何回でも電車・バスを使えるというものである。つまり、行きたい場所が複数ある場合に毎回片道の値段を払う必要がない。しかも、この一日券のようなチケットは基本的にそんなに高くなく2回か3回電車に乗れば元が取れてしまう場所が多い。例えばStuttgartでは2022年3月現在zone1の一回券は2.7€で同ゾーンの一日券は5.4€だ。

観光客にとってこの一日券は非常にありがたく、複数の場所をお金を節約して回れる。正直経済が衰退し観光国になってきている日本に、この制度を導入した方がいいのではと思うところもある。

鉄道・バス会社の数

すべてのヨーロッパの国に言えるわけではないが、基本的にヨーロッパでは電車・バスを管理する会社は地域で一つか二つしかない。一方で日本は、例えば東京ならJR、京急、東急、メトロ、その他複数バス会社など、競合他社が多く存在する。これはある意味競争を生むのでいいことなのだが、前述のセクションであげた一日券の範囲がその会社で縛られるというのが問題としてある。例えばドイツではStuttgart近郊は電車バストラムすべてSSBという会社が管理しているため、一日券を持っていれば全てを利用できる。

一方で例えば東京周辺にもある一日券で東京メトロのものがあるが、これだと乗っていいものと乗っていけないものの区別をしなければいけない

www.tokyometro.jp

外国人にとってはただでさえごちゃごちゃした鉄道網だというのにそれがいちいちどこの会社かというのを見分けるのはかなり酷な気がする。日本人の英語が喋れる優しい駅員さんが多いことを祈るばかり、、

自転車道

ヨーロッパの多くの国では自転車道が整備されており、市街地でも比較的快適に自転車を使える。シェアサイクルに関することの勉強をしている人にとっては街を歩くだけですごく勉強になると思うが、これをどう日本の狭い国土に取り入れるか。。

そしてほとんどの人がママチャリではなく、マウンテンバイクのようなものに乗っている。自転車道のお陰でスピードが出しやすいからだろうか?

物価

まず、ほぼすべての国で日本より高いと思っていい。私が言った国の中ではハンガリーが一番安かったがそれでようやく日本と同じか、若干日本より安いか程度である。一番高いのはアイスランド・スイス、次点でイギリス・北欧・オランダな気がする。基本的には右下に行けば行くほど安く、左上に行くと高い(スイスは例外でバグみたいに高い)。

そのため、旅費を抑えたいならスーパーで食材を買うことになるがそれであれば、比較的安く済む。つまり日本より外食は圧倒的に高い(2倍-5倍)が、スーパーはそんなに高くなく、ドイツだと日本よりほぼすべての食材が安い。

物価・治安・景観等を考えた上での私のおすすめ観光地はブタペスト・ポルトクラクフだ。観光地すぎるパリ・バルセロナ・ローマなどは治安も悪く、私からはお勧めできない(それでもみんな行くと思うし、それでいいと思う)。

まあ少なくとも日本は安い国というのは頭に入れた方がいい。

歴史・宗教

どの町に行っても基本的に大聖堂・教会のような宗教施設がある。中世の時代から残る旧市街も大体の街に残っており、歴史的背景を感じることができる。特に建築を勉強してる人は街を歩くだけでワクワクが止まらないことだろう。

 

以上です。この記事は気づいたことを思い出したら適度に更新します。