一般東工大生のブログ

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就職について

大学生活も後半になってくると流石に自分の未来を考えずにはいられない。

これに関しては日本にいる時から考えてはいたが、ドイツに留学してまたちょっと考えることも増えたので今現在の感覚を共有していこうと思う。

日本での就職活動

おそらく90%の大学生が通る道であろう。実は私自身この記事を執筆している時点で就職活動は終えている。とはいえ、別に就職活動を突破する能力に秀でているかというとそうではないと思う。というのも一社だけ内定をもらって「そこでいいや」としてしまったからだ。もちろん、その会社に就職することに納得しているため終活したわけだが、何社からも内定をもらっている人に比べると圧倒的に就活力は低い。おそらく学部3年生の時から、そして夏インターンも含めれば20社以上は応募しているが最終的に結果に結びついたのはこの1社だけだ。

そんな私が就職活動を始める前(B3の最初の頃)に思っていたことがある。それは

・就職活動はだるい、嘘のつきあい

だということだ。正直生きるためにはお金を稼がなければならないわけで、そのためには何かしら仕事をしなければならない。正直何がしたいとかもないため、ただ生きるために嘘をついて「この仕事がしたい」と思い込み、それを見破られないように面接で振る舞わなければならない。そう思っていた。

それから3年が経とうとしている今、この考えは少しだけ変わった。B3の後半からインターンをやってみたりするうちに、一回社会人をやってみたいと思うようになった。もちろん辛い話を聞くことも多いが、それでも楽しそうに仕事をやっている人や夢を持って仕事に取り組む人の話を聞くと、意外と仕事を楽しめるかもしれないと思った。楽しいか楽しくないかはやってみてから決めればいい。そう思えた。

正直今でも当初の考えを思うときもある。だから就活が面倒になって終活したのかもしれない。そんな僕とは違い、何十社もESを出して複数の企業から内定をもらってる人を見ると純粋に凄いと思う。というかなんでそれができるのかを1時間くらい問いただしたい気持ちになる。

とまあこんなことを思うわけだが、次のセクションで留学に来てから思ったことを書く。

海外就職

留学に来てから確実に変わった考えは、海外で働ける可能性も意外とあるということ。留学にくる前は海外で働くなんてことは1mmも考えたことがなかったが、こっちに来るとそれを目指している人によく会う。ドイツでインターンをしてる人、マスターをしてる人、そのままこっちで就職先を探す人、アルバイトをしてる人など。

いずれにせよ、そこそこ現実的なのだ。そして彼らが口を揃えて言うのは、海外の方がワークライフバランスがいいということ。これが全て正しいのかはわからないが、少なくともドイツの平均給料は日本よりも高く、そして生活コストは日本より安く済む。そのため圧倒的に住む上ではドイツの方がいい。

ドイツに限らず、他のより給料がいい国で働くというのも選択肢に浮かぶ。特に英語圏の国で働くのはより現実的である。ただ、日本を捨ててまで海外で働くメリットはあるのか、日本にいる友達・家族・大事な人を捨ててまでそこに飛び立てるのかと言われるとなんとも言えない。

もちろんなんだかんだ日本は耐えている部分もあって、韓国や台湾などに比べるとまだ労働環境はいい方らしい。ただ、その後どうなるかはわからない。

日本を捨てるか捨てないかは非常に難しい質問かもしれないが、いざ日本がピンチになった時に逃げれる準備をしておくのは大事なのかもしれない。この留学が改めてそれを感じさせた。