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東工大/授業/400・500番台前期(1,2Q)/感想【楽単or落単】

前回の記事の続きです。今回は400・500番台(1,2Q)。大学院の授業。

 

先生の名前は敬称略。

情報は古いものもあるのでそこは悪しからず(この記事内は2021年度に受講したもの)。

最新版の公式情報は下記東工大HPに記載されています。

www.titech.ac.jp


注意

・一個人の感想なのであまり鵜呑みにはしないで

・コロナ禍だったので全てオンライン授業

 

修士になると研究と就活と授業の3種を上手くこなす必要がある。

授業は少しでも楽なのを取りたいという方もいると思うので、自分が受けた授業の感想やおすすめ度を書いておきます。

 

1Q(1Q~2Q)

文系教養

修士の文系科目は400番台を2科目、500番台を1科目取る必要がある。

500番台は大学院入学後最初の半年間は取れないので、春入学の人の場合、前期には取れない。できるだけ早く授業を取り切ろうとする人が多いため400番台文系の抽選はほぼ満員になり、落ちることも多くある。

・文系エッセンス34:表象文化論(北村)

抽選に落ちたがゴリ押しで登録してみた。最初の授業で「履修許可された人以外は申し訳ないですが単位は上げられません」と言われたが2週目の授業で前言撤回。最初の授業の前に登録した人は例外で認められることになった。どうやら先生ごとにある程度裁量権があるらしいので、ゴリ押しで登録してみるのもあり。
授業の感想を毎回の授業後に提出し、最終レポートを1200字書くと単位がもらえる。
点数を取りに行けるかはわからないが、単位を取ることに限れば簡単なのでおすすめ。
内容もテレビ・映画・Youtube・ゲームなど面白い内容となっている。
 

キャリア科目

修士課程にはキャリア科目というのがある。それぞれのキャリア科目はC0MとC1Mにジャンルが分けられており、1単位ずつ取る必要がある

修士キャリアデザイン演習(伊東、守島)←C0M

毎回の授業の感想と最終レポートで評価される。感想は授業中にかける内容・分量なので簡単。最終レポートはA4、1枚以上。テーマは最初から出てるのでいつ書いてもいい。
毎回何かしらのグループワークがあるが、基本将来のことについてのおしゃべりなので、そんなに硬くなる必要はない。
 
修士キャリアデザインという似た科目があるが個人的には演習の方が楽な気がする。
だが、多くの生徒は演習じゃない方を取る。こちらは毎回A4・1枚のレポート書く必要があるが最終レポートはない。そしてグループワークもなさそうなので、人と話すのが苦手な人はこちらの方が楽かも。
 

専門科目

・計画アルゴリズム(倉林)

A4・1~3枚のレポート毎回書き、最後に2~5枚程度のレポートを書く。内容は難しいが友達等に聞けるのであれば全然大丈夫だと思う。若干情報工学的な要素が入る。
ちなみに個人的な見解だが、大学院レベルの講義を1人で理解することができるのであれば博士課程に進学した方がいいと思う。
 

幾何学非線形制御(三平)

おすすめ。毎回数学の問題が出るのでそれを解いて提出。最終レポートや試験はないので非常に楽である。説明もとてもわかりやすく、日本語でも多少説明してくれるので、一番理解しやすい。ほぼ数学の授業である。
 

・計測信号処理特論(原)

毎回OCWで行われる出席チェックと2回のレポート(中間・最終)で評価される。レポートはA4・3~10枚くらい。ちょっとだけ大変。とはいえ、出せば単位は来ると思う。
教授も英語が苦手そうなので、日本語で説明してくれる時もある。
理解は難しいが、先輩の過去レポ等があればそれを元に理解を進められるかもしれない。
 

・サイバーセキュリティ概論(オムニバス)

情報工学系の授業。システム制御系は他系の授業を2単位取らなければならないのでこれを履修した。結論は非常におすすめ。
毎回の授業の後にA4・1枚程度のレポートを書いて提出する。最終レポートはないので非常に楽である。
普段の授業を全く理解できていない私でも、1人でこの授業を突破できたのでおそらく楽単の部類に入ると思う。
 
 

講究

いわゆる研究室のゼミである。何もしなくても単位がくるが(余程ゼミをサボると単位来ないかも?指導教員次第)、単位申請を忘れると卒業できずに詰む。

・システム制御講究S1(指導教員)

とにかく忘れずに申請しよう。それだけだ。
ゼミで積極的に発言すれば高得点がもらえるかも?指導教員次第である。

2Q

文系教養

・文系エッセンス1:人間力を育む(中野)

毎回の授業後の感想と最終レポートA4・1枚で評価される。
毎回グループワークを行うので人と話すのが苦でなければ楽。ファシリテーションや発表の仕方などを学ぶ。教授がfunny。
 

キャリア科目

・社会・ビジネスのルールと倫理(和泉・菅生)←C1M

毎回の授業後A4・1枚のレポートで評価される。最終レポートがないので楽。グループワークもない。
著作権・特許・コンプライアンスなどの倫理教育を行う。他のC1Mの科目はダルそうなのが多いのでこれを取ることをお勧めする
 

専門科目

Anaconda, Pythonを用いた機械学習を勉強する。これだけ聞くと難しそうだが、全然簡単。毎回の授業後コードを書く課題が出るが、サンプルコードをコピーしてちょっと変えればいいので初心者でも大丈夫である。最終課題もない。
私が1人で取っても大丈夫だったので安心して欲しい。
 

・視覚認識(田中)

画像認識に関する機械学習を勉強する。仕組みをちゃんと理解しようとすると難しいが、課題をやって単位を取る分には理解できなくても大丈夫。
毎回の授業後の課題(MATLAB)と最終レポートで評価される。画像認識系の研究室に所属してる友達がいれば余裕である。
 

・熱流体モデリング(小酒)

最終レポートのみ。問題も2題のみなので、やらなければならないことは他の授業に比べて圧倒的に少ない。そういう意味ではオススメ。
その代わり授業の内容を理解するのは難しい。友達がいれば単位を取るのはそこまで難しくない。1人だったら多分無理だったけど。
 

・生体システムモデリング(オムニバス)

レポートをほぼ毎回提出する。先生ごとにレポートの方針がガラッと変わるが、そんなに難しくはない。レポートの総量だけで見ると多い気がするが、難しくはないと思うのでオススメ。
 
以上です。コメントに実際受けた感想、待ってます。