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トビタテ合格までの道のりまとめ

皆さんはトビタテという奨学金制度をご存知でしょうか?

 

tobitate.mext.go.jp

 

簡単にまとめると留学する日本人学生向けの給付型奨学金です。

私はこのトビタテ14期の大学生コースに合格したのでそれまでの経緯をまとめていこうと思います。

 

日程

2021年1月末 1次選考(書類)締め切り
2021年4月中旬 1次選考(書類)合格発表
2021年5月中旬 2次選考(面接)
2021年7月上旬 2次選考(面接)合格発表
2021年7月下旬~8月上旬 事前研修
2021年8月以降 留学開始
 

 

1次選考注意事項

・大企業のESとかよりも大変(諸々含めて計3000字くらい)
・適当な文書くと落ちる。
・「なぜその国?」「なぜその大学?(orインターンなど)」「なぜあなたが行く必要があるの?」この三つをひたすら深掘りしとく
・過去(留学前)、現在(留学中)、未来(留学後)を繋げるストーリーをかけると良い
・トビタテのエヴァンジェリスト・アンバサダー活動のことも書くとなおよし
・知り合いや大学の先輩にトビタテ合格者がいるならその人に添削してもらうべき
 
私は3人の先輩に全部で6回ぐらい文章を添削してもらいました。実際に提出物には自分の書いた文章はほぼなくなってたので、添削の大事さがよく分かりましたね、、
 

2次選考

 2次面接は20分の個人面接と70分のグループ面接でした。
 

個人面接(20分)

harutakaというオンライン会議システムを用いて行われました。しかし、留学計画を話す際に画面共有は使えません。
  
面接官の方は50代くらいの男性で結構コワモテな感じでした。何いっても無表情という感じですね。
 
この個人面接で意外だった点は2点です。
 
最初から20分間ずっと質疑応答だった
 
トビタテに関すること何も聞かれなかった。
 
一つ目は留学計画を最初に話さなかったという点です。当初の説明では最初に留学計画について1~4分くらいで話して、そこから、質疑応答と言う流れだと聞いていました。しかし、面接官の方が既に持っている1次選考の時の資料を読み上げる感じで、それに対しての質問をしてきました。
なので、準備した意味がなかったです笑
 
二つ目は結構技術寄りの質問ばかりされたことです。トビタテは心意気の面を重視するということなので、自分の強みだったり、なぜあなたが行く必要があるんですか?みたいな質問が来るかと思っていました。
 
しかし、実際に来た質問は制御技術に関する質問や、留学先の自動運転レベル(自分の留学内容がそれに近かったため)などが多かったです。面接官が技術者の方だったのでしょうか。
 
以下思い出せる限り自分がされた質問です。
 
・全般的な計画の確認(~ですね?~に行くんですね?~研究をするんですね?)
 
・研究内容(学部と修士、結構みっちり聞かれた)
 
・学部時の研究の意味・背景
 
・自分がやってる研究と向こうでの研究の関連性
 
・自動運転の向こうのレベルについて
 
・向こうの教授と連絡は取ってますか?
 
・向こうの自動運転の法整備とかはどうなんですか?(盲点)
 
・研究以外にしようと思っていることは?
 
・制御には実際にものを動かすMaterial系のものと、GoogleみたいなIT系のものがあると思うんですけど向こうの教授は後者の方のプロジェクトもやってるんですか?(よくわからんかった)
 
・最後に何か言いたいことがあれば。(冷徹)
 
 
多分面接官の方も理系で研究室のこととかよくわかる人だったんだと思います。学部の時の研究をこんなに聞かれるとは思わなかったですね。
 
この面接の最後に言われたのが非常にやばそうな一言で
 
「まあ留学に行って何を得て帰ってくるかっていうのは、あなた自身ですから、
やっぱり動機が大事だと思います。こんなこと言うと落ちたみたいですが(この辺うまく聞き取れてない)、、、、 まあ頑張ってください
 
これ聞いたら、「え?落ちたん?」みたいになりましたが結局は受かってました。
 
終わった時の感覚としては全部の質問に答えたけど1割くらい変な回答をしてしまったという感覚です。 
 

個人面接注意事項

・専門分野にそこまで詳しくなくても自信を持つ
・話す内容に矛盾がないようにする
・私は聞かれなかったが「トビタテに落ちても、留学に行きますか?」という質問は頻出らしい
 
 

グループ面接

グループ面接は2部構成です。
 
第一部(46分)
(1人4分で計画について発表→2分面接官からの質問)×6 + 10分間学生間でのディスカッション
 
第二部(20分)
1分間の個人ワーク(他人の発表内容から留学に大事だと思ったものを3つ出す)+18分のGD+1分間で代表者が発表
 
 
第一部の面接官からされた質問は以下の二つです
 
・なんで自動運転を専攻しよう、勉強しようと思ったのか?
・具体的な帰国後のキャリアは?
 
この質問が2個と言うのがなんとも言えなくて、一個一個の質問に長く答えてしまったので2分間で2つしか質問をもらえませんでした。他の質問者は3個以上質問をもらえていたので、もっと簡潔に答えればよかったかなあと言う感じです。
 
第二部では個人ワークの時にテンパってしまいました。
他の人の発表から留学に大事だと思ったものを3つ出すと言うものだったのですが、自分の発表に緊張しすぎて、人の発表のメモをうまく取れませんでした。なので、あんま意見がまとまらず、グループワークの時にその場で思いついたものを言ってしまいました。ちょっとここでトビタテの理念に反するような内容を言ってしまったかもしれないなあと不安になっています。
 
またこのミスが後のGDにも響きます。何言か発言したものの、グループ内での発言回数が一番少なくなってしまいました。これ結構やばいですよね、、。就活でもGDはあると思うので改善必須です。
  

グループ面接注意事項

・資料を作り込んでおく、そうすると多少本番でテンパっても安心できる
・他の人の発表もできるだけメモを取る、そうしないと忘れてしまい後の議論(留学に大事だと思ったものを3つ出す)に参加できない
・他の人の留学計画を否定しない。興味あるとこは質問し、その答えがよく分からなくても肯定的な言葉で返す
 
GDで一番発言しなかった私でも受かったので、おそらく一番大事なのは場の空気を壊さないことだと思います。とはいえ、何も発言しないとまずいので、適度に質問し、最後はありがとうございますや褒め言葉で〆るのが大事だと思います。
 
 
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。