東工大/派遣交換留学に行けなくなりそうになったお話
皆さん初めまして。2021年8月現在東工大に通う修士1年生です。
私はドイツへの留学に行くことが決まっているのですが(2021/09~2022/03)、実は2021/2頃は留学に行けない可能性が80%くらいありました。
今回はそれの原因と共に皆さんに留学準備する上での最重要事項をお伝えしたいと思います。
1.何が起きたのか?
事件は派遣交換留学の面接が終わった後に起こりました。
留学課から「英語の応募要件を満たしていない」というメールが来たのです。
私はとても驚きました。面接してる時点で英語のスコアは満たせていると思っていたからです。
2.なぜ?
これを見ると「ドイツ語がCEFR B1未満の場合,B1相当以上の英語スコアが必須」と書いてあります。この日本語からするにB1以上の英語スコア(TOEFL ITPだと460点以上)があれば留学に行けると考えていました。
これについて質問したところ、留学課の答えはこうでした。
要するに留学先大学の応募要件が変わっていたが、留学課が大学別の応募要件がまとまっているpdfファイルの更新を忘れていたということです。(まあコロナ禍ということもあったのでね)
ということで留学課に騙された(と当時は感じていた)形でほぼ行けないことが確定してしまいました。
3.じゃあなんで行けることになったの?
このメールのやり取りの10日後のTOEICで基準点(785点)以上の点数を取れたからです。
たまたまやり取りの10日後にTOEICを受ける機会があったのでなんとかなりました。本当に運が良かっただけだと思います。
私の留学先大学は派遣交換留学だと
4.留学先の変更は考えた?
私の英語要件で行けるところは他にもありましたが、それは現実的ではありませんでした。理由は2つあります。
1つ目がお金の問題です。
留学には莫大なお金が必要です。半年間行くなら100万程度は最低でもいるでしょう。
そのお金問題を解決してくれるのが奨学金です。
この問題が発覚した時には、既にトビタテの応募締め切りは過ぎてしまっており、行く場所の変更はもうできない状態でした。
つまり、場所を変えることはできるが、お金を取るすべが無かったということです
(今思えば違う奨学金を探せたかも)。
2つ目は留学先の問題です。
場所を変えるということは、研究室を探して、その教授にコンタクトを取らなければいけません。これがガチでめんどいし厳しかった。
というのも2021年はコロナ禍だったということもあり、見ず知らずの学生から留学したいと連絡が来てokする教授が少なかったと思われます。今回私が応募したところも教授の繋がりがあったから応募できました。
お金の問題とコロナという時期的な問題で留学先を変えるのは現実的ではないと当時の私は判断しました。
まあとはいえ、なんとか行けるようになったからいいんですけど。笑
5.後輩に伝えたいこと
以上のことを踏まえて東工大の派遣交換留学を目指す人には以下のことを強くお勧めします
・留学予定先研究室へのメールや、自身の所属する研究室の教授と色々動き出す前に、語学要件のスコアが大丈夫かを留学課にメールで確認する
これが安全策だと思います。東工大の派遣交換留学のページに留学課のメールアドレスがあります。
応募する前に自分の持っている点数と行きたい留学先大学を言って、語学要件を満たせているかを確認してください。これしか方法はないです。「募集要項にこう書いてあるし大丈夫やろ」みたいな感じで行くと私みたいになる可能性があります。
特に、今まであまり東工大生が留学していない大学を応募する場合は上記の作業をした方がいいと思います。私は書類を提出しに行った時、担当の人には
「ドイツ語の要件を満たしていないと行けないね〜君の準備不足だね〜」
のようにバカにされましたが、実際はそんなことはありませんでした。このように誰も行ってない大学の要件は留学課の人もよくわかってないことがあります。
もしこの確認作業をしなかった場合、後がめんどくさいことになる可能性があります。留学先教授に断りのメールをする必要があったでしょうし、現教授にも色々サポートしてもらったのに申し訳ない気持ちが募っていたことでしょう。たまたま私はなんとかなりましたが。
(許してくれても申請に時間がかかるなど面倒だったりする)
なのでとにかく早めに留学課にはメールで相談しましょう。
大学側としても留学に行く人数を増やして世間にアピールしたいはずなので、ちゃんと連絡を取れば返してくれるとは思います。ただ、基本的に留学課側から情報が降ってくることはありません。
今回の私の例でも「何やそれ、先に言えや」みたいなのが5つ6つくらいはありました。
とにかくしつこいくらい応募前から、できるだけ早い時期から留学課の人と連絡を取り、情報を入手する。自分から連絡して留学課の人を動かすことをお勧めします。